カサイユウBlog [3RD PARTY]

Webライター・カサイユウの脳内小包集積所

明日、いきなり奈良に行くことになった話 ~ホットエンターテイメントさまへの謝辞~

タダで奈良に行けるの? 謎の「参加者緊急募集」とは

それは11月16日、午後7時ごろのこと。進みかけの仕事に手をつけるも思うように捗らず、頭を抱えていました。

ひと息つこうと開いたTwitterタイムラインに、謎のツイートを見つける私。

読むほど謎が深まりますが、興味ひかれる内容なのは確か。スケジュール帳を開くと、その2日間はまったく予定ナシ。しかし、もの悲しさよりも先に感じたのは「これは応募するべきか?」ということ。コーヒーに口をつけ腕を組み、しばし考え込みます。

そのときの私は、少しずつ均されていくような日々に何だか引っかかるものを感じていました。そう、ちょうど新たな刺激に出会ってみたいタイミングだったのです。この人たちについて奈良まで行ったら、なにか面白いものが見られるかもしれない……! しかしこの類いの出会いとは、本当になにが起こるか分からないもの。良いことばかりとも限らないのです。確かに芽生えたふたつの気持ち、それぞれの大きさを測りかねながらも、指先はメモ帳に「円監督宛の応募メッセージ」を下書きし始めていました。

その次に目に入ったのは、ササヅカちゃんねるを企画放送するホットエンターテイメント広報の看板天狗であるという、みくらさんのツイート。

同性がいるなら、トライまでのハードルは格段に下がります。その意気のままに応募メッセージを打ち込み、送信ボタンをポチ。やっちまった……いや、やってやったのか? そうだ、これは「やってやった」ということだ! しばらく遠ざかっていた非日常との衝突に、血が巡り始めました。

それから1時間ほど過ぎ、だんだん冷静になる私。脳内に棲むズボラさんが「やっぱり、こんなの危ないよ……面倒だし、やめたほうがいいよ……」と囁きます。ノリと勢いだけで応募しちゃったけど、本当に奈良に行くことになったら、どうしよう? 初対面の人たちと、人見知りの私が、ちゃんと話せるの? そうだ、このままさらに1時間経って返信がなかったら、辞退しよう。運を天に、いやホットエンターテイメントの采配に委ねることにしました。

応募メッセージ送信から2時間が経とうかというころ、なんと返信が! ホットエンターテイメントの「脱がない男優」こと円一輝監督からです。要点のみまとめると「急ですが本当に行けますか? そしてニコ生出演、本当に大丈夫ですか?」という内容。

ノリと勢いだけで応募した翌朝からの奈良行きが、急に現実味を増します。いよいよ、どうしよう。ここで辞退すれば、なにも得られないけれど不安も解消される。しかし本音を言えば、無名かつツテを持たないウェブライターとしては、これほど美味しい出来事にはそう出会えないものなのです。しかも交通費と宿泊費は負担してもらえるとのこと。タダ同然で奈良に行ける……。不安と旨味を天秤にかけてみると、後者の圧倒的大勝利。

「条件もろもろ問題ございません! 明日奈良に行きます!! よろしくお願いします!!!!」

 

翌朝合流して、カーニバル24香芝店へ

11月17日朝、私はひとり東京駅にいました。

新幹線とは、難しい乗り物です。きっぷを2枚入れなくてはいけなかったり、たばこを吸えたり吸えなかったり、ときには席がぐるりと前後反転することもあるのですから。10年ぶりの東京駅と新幹線に、不安はつのるばかり。

案の定、指定の集合場所をなかなか見つけることができず東京駅構内で迷子になる私。ついには先に待っている円監督から「ここにいますよ!」と写真を撮って送ってもらう始末。歩き回った末どうにか合流でき、一応大人なのできちんとご挨拶を。温かく迎えてくださったのは円一輝監督・タムコタムオ氏・みくらさんの3人。実際にお会いすることで、漠然とあった不安が柔らかくほぐれていくようでした。

夕方、カーニバル24香芝店に到着。ササちゃんメンバーの方々が店舗訪問の撮影に入ります。特にやることがない私は、撮影にこっそりついて回って見学させていただいたり、奈良の空気を味わったりと、ひたすらのんびりしておりました。

20時。店内で開催中の「円グランプリ」ディスプレイ前にて、ササヅカちゃんねるニコ生配信がスタート! 飛び入りの私も、ちゃっかり席を作っていただくことに。AVレビューなどアダルト関連のお仕事をさせていただいていることが役に立ち、なんとかそれっぽい自己紹介ができました。業界の隅っこで飯を食っておりますが、アダルトやってて良かったです。まったくの新参者、そして完全なる部外者であるにもかかわらず、ご観覧のお客さまやご視聴の皆さまからは温かい言葉をかけていただきました。心から感謝しております。柿の葉寿司、美味しかったです。

セル店と呼ばれるアダルトDVD販売店を訪れるのも、実のところ初めて。想像よりも販売スペースが広く、照明は明るく、いかがわしさも薄いように感じました。ほえーと口を半開きにしながら店内見学していると、つい先日「東スポ裏通りWEB」にてレビューさせていただいた新作DVDをいくつか発見! 陰ながら自分が関わらせていただいたものを物質として認識するのは、初めてのことでした。人生経験の浅さがお恥ずかしい。棚を眺めているとメーカーさんそれぞれに確立した個性があることが分かり、強く興味をひかれます。昨今アダルトビデオでさえもネットで手軽に見られる時代ですが、ときには物質を手に取ることを検討してはいかがでしょうか? 私はとても楽しかったです。また微力ながらウェブライターという立場から、アダルトビデオ業界のお役に立っていけたらいいな……と、身にしみて感じられた出来事でした。

「ササヅカちゃんねる」配信終了! 打ち上げから宿へ

長距離の移動に、一日かけての撮影にと、お疲れでしたでしょう。それでも部外者の私を不安がらせないようにと、お気遣いくださる皆さま。少し申し訳なく、同時に有り難い気持ちでいっぱいでした。配信終了後はちゃっかり打ち上げにも参加させていただきました。地元の方のご案内で、難波の居酒屋へ。初めて食すおつまみ「おばけ(おばいけ)」に舌鼓を打ち、いつもの芋焼酎で酔っぱらいます。

うすうす気がついていたことですが、私はリアルタイムで言葉を選びながらのお喋りが得意なほうではないのです。(そのため無意識に、言葉選びに時間をかけることができるライター業を選んだのかもしれません)言葉選びを間違えて失礼をしでかしてしまうことも、よくあります。それでも私自身のことを聞いてくださったり、アダルトビデオ業界のお話を聞かせてくださったりと、それはとても貴重な時間でした。


打ち上げ後は宿へ向かいます。この宿がまたご立派で、軽く腰を抜かしそうになる私。突然やって来た素人などにレギュラー・ナッツ氏の代わりを務められるはずがないのに、こんな素敵な宿に泊まらせていただけるなんて……。絞り出すようにお礼を伝えると「全然だよ、もったいないから! むしろ、来てくれてありがとう!」という言葉を返されます。なんて懐の深い方々なのでしょう。たらふくお酒を楽しみ、ふかふかのベッドで眠りにつけたおかげで、翌朝の体調もバッチリでした。(ただし二日酔い)

翌朝、旅の終わりが近づく…

突風のような一泊旅行も、終わりが近づいてきました。ホテルを出て駅に向かい、あとは東京に帰るだけ。ひとり信長書店難波店へ向かうという天狗界一の美女・みくらさんを残し、3人で新幹線に乗り込みます。良く眠れたとはいえ前日の疲れが残っていたのか、新幹線ではひとり爆睡をかます私。無事東京へ戻り、円監督・タムコタムオ氏と握手をさせていただき、突然の奈良一泊旅行は終了しました。

最後にホットエンターテイメント円一輝監督、タムコタムオ氏、広報のみくらさん、温かくて刺激的な旅を、本当にありがとうございました!

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