カサイユウBlog

ゆるめに生きてる元風俗嬢ライター。

産後10日と清浄綿

妊娠で特につらいのは陣痛から出産までで、産後はすぐ日常生活を送れるものかと思ってました。しかし産後に待っていたのは、膣血腫と会陰切開によるひどい痛み。産後10日間は「何ひとつ、ままならん!」という感じだったので、書き留めをば。

【出産当日】

分娩室を出てから、数時間後のこと。陰部のひどい痛みに、たまらずナースコールを押しました。診察を受けた結果、産道に血腫ができているとのこと。原因は、出産時のいきみ方が下手だったからだそうな。
いきむ時は陣痛の波に合わせなくてはいけないのだけど、いきみたくなる感覚に押し負けて、タイミングを外したところで思いっきりいきんでしまったのよね。それにより胎児の頭が産道を圧迫して、血腫(内出血)ができてしまったと。

大きな血腫の場合は、切開などの処置をすることもあるのだけど、私のは2~3センチと小さめ。担当医師いわく「痛み止めを使いながら、体に吸収されるのを待ちましょう。切らなくて済むなら、その方が良いから」とのこと。
しかし体に血腫があるという状態、これがものすごく痛い……。医師によれば「痔に近い状態(と言ってた気がする)」らしいので、痔の人には優しくありたいと思いました。

【産後5日目】

切って縫ったはずの会陰切開。その痛みをほぼ感じないほど、血腫の痛みが強すぎる。円座クッションに座っても、立ってても、横たわってても、何をしてもとにかく痛い。立ち座りや寝たり起きたりと、姿勢ひとつ変えるのに、いちいち時間がかかってしまう。特に座る時には、なるべく痛まない位置を探して、何度も座り直さなくちゃいけない。

患部を刺激するうんこやおならが、こんなにつらいものとは……。ひねりだすのも苦痛だし、かと言っていつまでも我慢するわけにはいかないし。今年で33歳だと言うのに、深夜の病棟トイレで本気泣きすることになるとは。

【産後6日目】

出産から6日ほどたつと、血腫による痛みもだんだん薄れてきました。が、その代わりに今度は会陰切開の痛みが目立ってくるように。もう、どっちにしろ、つれえ。

何がつらいって。痛みはもちろん、座ったり歩いたり排泄したり……という日常動作が、いつもの自分のペースでできないこと。膣あたりに力を入れるだけで痛むので、体勢を変える時には、体全体を腕の力で支えるようになる。さらに痛みを怖がる緊張で、いつでも体に力が入っている状態が続きます。よって全身が疲れてしまって、全然休まらないんですよね。それに加えて「この苦しみ、いつ終わるのさ!」と、気持ちの方も休まらない。

こんな痛みをキープしつつも、予定通りに退院できたのは幸い。しかし出産直後よりはマシになったものの、まだまだ痛い膣まわり……!

【産後7日目】

退院後、自宅で過ごす初日。産まれたばかりの娘ちゃんと、ふたりきりで過ごす初日です。嬉しさと新鮮さで少しハイになり、はりきって新生児のお世話。しゃがまないとできないおむつ替えに、椅子に座っての授乳、そして立っての沐浴。……痛まない動作が、いっこもない。痛み止め(錠剤と座薬)が切れている時は、ずっと痛い。げんなり。

【産後8日目】

日を追うごとに少しずつ、痛みは薄れてきている……。しかし姿勢を変えるたびに痛みが走り、相変わらずまあつらい。

ここで、思ったほど使い道がなかった清浄綿が目に入る。ネットで見かけた「出産準備品リスト」に入っていたので、一応買っておいたものです。

「患部を清潔にしておいた方が、早く回復するかも?」と、さほど期待せずに使い始めてみました。用を足したあと、患部を押さえるようにポンポン。
気のせいか、はたまた効果があったのか、このあたりから痛みが薄れだした……気がする。

【産後9日目】

あれれ、昨日より確実に痛みが減ってる。ピリッとした痛みはあるものの、立ち座りが楽だ。……まさか、清浄綿のおかげ?

ここで余談を。清浄綿ってピンクなお店(セクキャバやピンサロ)に、よく備品として置いてあるんです。そういう用途でしか、使ったことがなかったんですよね。清浄綿を患部というものに使ったのは、この時が初めてです。……という話を旦那氏にしてみたら、ちょっと引いていた気がします。申し訳ない。

【産後10日目】

立てる! 座れる! 起き上がれる!! 膣あたりに力を入れても痛みは少なく、あれほど苦痛だった動作ひとつひとつが楽ちん! もちろん完全に痛まないわけじゃないけれど、姿勢を変えるのが驚くほどスムーズになりました。清潔にしたおかげで、傷がふさがったのかしら……? とにかく「やっと自由に動けるぞぉぉぉ!!」と、開放感でいっぱい。

【まとめると】

産後数日は、会陰切開の傷や血腫が痛む状態。生活における何気ない動作が、いちいち苦痛です。私は「床に落としたモノを拾う」ことさえ、ままなりませんでした。できることならトイレにも行かず、ずっと横になっていたいぐらい。

あらゆるウェブメディアで「散髪と歯医者は産まれる前に行っとけ」と書かれているけれど、これは本当のこと。傷の痛みによって心身ダメージを受け続けている状態で、長時間座りっぱなしだなんて、とんでもないです。

清浄綿を使ったら痛みが引いてきたのは、もしかしたら気のせいかもしれません。しかし患部を清潔に近づけることはできるので、試す価値はあるんではないかしら、と思います。たまたま買っておいて良かったー。